車を運転する際の基本的な動きとして、運転席でのハンドルの操作をタイヤ側へ伝達するということがあります。

車の上下動の動きやハンドル操作に合わせて、ジョイント部(部品同士の連結部分)の角度や長さを変えながら、タイヤ側へ駆動力を伝えているものを
『ドライブシャフト』と言い、そのジョイント部を覆っているものが『ドライブシャフトブーツです。

このブーツの中には”グリス”と呼ばれる金属の結合部分を円滑に動かす為の粘着性のある物質が入っています。
その為、このブーツに亀裂が入ったり破損したりすると、その中に砂利・土・ゴミ・水などが入ったり、破損部分からグリスが漏れたりして、ジョイント部本来の円滑な動きが出来なくなり、運転に支障が出るようになります。(最悪の場合は走行不能になります。)

☆ドライブシャフトブーツは、通常7万km〜10万kmの間に交換が必要と言われています。

☆破損していても分かりにくい部分ですが、ハンドルを切ったときに”カラカラ”という音がするようであれば、一度点検しましょう!

☆また、破損している状態では、車検に受からないパーツです。


※特に、FF車(前輪駆動車)にとっては負荷がかかりやすい部分です。
※ハンドルを切ったままで停車するなどの行為は、意味なく劣化を促進するので注意しましょう!

こういった停め方は劣化を促進します。
ハンドルは真っ直ぐにして停車しましょう。